our value
価値観
ふくらすが自然の中での自由な遊びを中心にしており、プログラムを設けていないのは、自然が最高の学びの場だと考えているから。
あえて言葉にすれば、自然のなかで育まれるものには、以下のようなものがあげられます。
活動に参加するのに堅苦しいルールはありませんが、参加前にぜひご一読ください。
1. 感受性
私たちが自然の中での活動を中心にしているのは、自然こそ最高の教室だと考えているから。自然は四季折々、日々、天気や気温も異なる中で移ろっていきます。
こどもたちは、その中で、暖かくてホッとしたり、暗くなった空に不安を感じたり、葉っぱの色が変わるのを不思議に思ったり。自然を感じる豊かな感性が育つと考えています。
夏は暑さを、冬は寒さを感じることも学びのうち。身体も強くなりますし、気候に適した服装を自分で選ぶことは、変化に対する環境適応能力にもつながります。
2. 好奇心
私たちの日々の活動には、特にプログラムがあるわけではなく、こどもなりの時間の流れで、ゆったり過ごします。
こどもが10人いれば10通りの体験があります。その、一人ひとりの興味・関心を大切にし、自然の中で個々の感性や感覚、考えなどを広げていくことで、こどもたちの好奇心と探究心を育んでいきたい。一人ひとりの違いを認め、ありのままを発揮できるような環境で、その子にしかない個性が育っていくと考えています。
3. 自主性や想像力
「どうやって外遊びをしたらいいのかわからない」
「自分が自然の中で過ごしたことがないから不安」
そんな方もいるかもしれませんが、外遊びの仕方は子どもたちがよく知っています。大人が遊ばせてあげる必要はありません。
小さな赤ちゃんも、風や光を肌で感じながら遊びます。歩き始めたばかりの子には、坂道や凸凹道がチャレンジの機会に。落ちているどんぐりや棒で、色々な遊びを始めます。
遊具やおもちゃを大人から与えるのではなく、自分達で自然を発見して、見立てて、遊びを発明する。そんなところから想像力や自主性が育っていくと考えています。
4. 挑戦心と危険を察知する力
子どもたちは自然の中で日々チャレンジを繰り返しています。小さなリスクからヒヤヒヤ、ドキドキ、失敗や成功などのプロセスを体験し、自分の力量を知り、危険や安全の認識が育つと考えています。
もちろん、事前に親が不安要素は取り除いて大怪我がないように気をつけるのは大前提ですが、親は、できるだけ子どもの「〜したい」「自分でやりたい」という挑戦を尊重し、手を出しすぎないように。擦り傷・切り傷くらいならチャレンジの勲章、学びがあったと捉えらえるような心構えで参加していただけたらと思います。
5. 他者を思いやる心
お友達との関わりも思いやりの心を育む大切なプロセス。ふくらすは、園に通っていなくても、定期的にお友達と会う機会になればと思っています。
0〜3歳くらいまで異年齢の子どもたちが一緒に遊ぶことで、お兄ちゃんお姉ちゃんへの憧れや、年下の子のお世話をする体験、お互いの助け合いの機会が生まれます。
時には、手を出してしまったり、小さな喧嘩もあるかもしれませんが、それも感情や痛みについての学びの機会。
大人はなんでもやってあげるのではなく、できるだけ、子どもたち同士の助け合いや解決を促すよう関わっていけたらと考えています。